北海道初のペロブスカイト実証、苫小牧埠頭や日揮

荷主苫小牧埠頭（北海道苫小牧市）は25日、日揮ホールディングスなどと、柔軟に曲がる特性を持ち「次世代型太陽電池」と期待されるペロブスカイト太陽電池の実用化に向けた実証実験を本格的に開始した、と発表した。苫小牧埠頭の物流倉庫を利用して発電データを取得しており、こうした実証は、北海道で初めてになるという。

▲実証実験設備の取付状況（出所：日揮ホールディングス）

ペロブスカイト電池は、薄型かつ軽量で、従来のシリコン型太陽電池と同様の発電効率を持ちながら、これまでは設置が難しかった建物の壁面や曲面、耐荷重の小さい屋根などへの設置ができる。

2023年10月に実証実験の開始を決めて以降、施工方法の検討や、物流倉庫への同電池の設置を行って、調整を進めてきた。24年4月から本格的に始め、倉庫の屋根と壁面に取り付けた電池から発電データを取得している。今後、低温や積雪、塩害などの環境条件を持つ北海道の港湾エリアで1年かけて実験を行い、社会実装に向けて検討を加速させていく。

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LOGISTICS TODAY編集部
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