
▲「ESR伊丹ディストリビューションセンター」完成イメージ(出所:ESR)
拠点・施設ESR(東京都港区)は26日、兵庫県伊丹市のマルチテナント型物流施設「ESR伊丹ディストリビューションセンター」(ESR伊丹DC)が10月1日に着工したと発表した。
同施設は地上4階建て延床面積3万平方メートルで、2024年9月末に完成予定。総投資額は110億円。大阪国際空港(伊丹空港)まで5キロと臨空エリアに位置することから、周辺には食品メーカーや自動車メーカー、精密機器関連などハイテク産業大手の本社・支社や工場が建ち並ぶ。
京都市から神戸市に通じる国道171号線に面し、尼崎市と池田市を結ぶ県道13号線(尼崎池田線)とも近接するのに加え、阪神高速道路11号池田線・池田インターチェンジ(IC)から3.5キロ、中国自動車道・中国池田ICから4.3キロと充実した高速道路網を背景に、大阪市中心や北摂エリア、神戸市、京都市へのラストワンマイル配送、また、臨空エリアに位置することで、広域配送においても関西圏のみならず全国への配送拠点として対応できる。
建物は1階両面にトラックバースを備え、北側・高床式と南側・低床式のハイブリッド仕様。大型車両と普通乗用車の出入り口を分け、大型車の待機スペースを8台分確保するなど入出庫における安全性に配慮した。
最小区画は8926平方メートルから、最大3テナントへの分割が可能。賃貸区画は1階を3分割し、2階から4階の3フロアを各々組み合わせた2層式となる。各区画に積載5トンの荷物用エレベーターと2基のダブルパレット専用垂直搬送機を備えるなど縦搬送能力を充実させ、1階の床荷重を1平方メートルあたり2トンとし、柱ピッチは11メートル×10.5メートルと広く確保するなど、汎用性と保管効率を重視した設計とした。
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