日本郵船とクボタ、フィリピン船員の農機購入支援

産業・一般日本郵船は27日、同社の船員向け金融プラットフォーム事業を展開するMarCoPay（マルコペイ）と、クボタのフィリピン国内の販売子会社クボタフィリピン（KPI）が業務提携し、フィリピン人船員の農業機械購入サポートを開始したと発表した。

下船期間中に給与収入がなくなるフィリピン人船員に対して、副業として農業を提案することで生活水準の向上を支援し、稲作国であるフィリピンで農機の普及を通じた農業の発展を目指す。

船員が乗船中でも使用状況を遠隔確認できるGPS搭載のトラクタ、コンバインや取り扱いディーラーを船員向けモバイルアプリ「MarCoPay」（マルコペイ）で紹介し、同アプリでクボタの農機を購入した船員に、GPS通信料の特別割引などの特典を提供。さらに、GPS搭載農機を船員やその家族が使用するだけでなく、近隣農家に有償で貸し出して収入を得るなどのビジネスモデルをセミナーなどで提案する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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