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山九、サウジの経済都市でコンテナヤード整備

2021年12月20日 (月)

▲KAECコンテナヤードのイメージ(出所:山九)

国際山九は、サウジアラビア現地法人の山九サウジアラビアが2022年春にサウジアラビア西岸のキングアブドラ経済都市(KAEC)にコンテナヤードを建設し、コンテナデポと倉庫の営業を開始する。

ヤードの名称はKAECコンテナヤード(KCY)。KAECは、世界各国から自動車メーカーなどを中心とした多くの企業が進出しており、22年末までには200社の進出が見込まれる成長著しいサウジアラビア初の経済特区だ。今回の進出に先駆けて、ことし11月にKAECを管理する企業と20年間の賃貸借契約を締結した。

KAECに隣接するキングアブドラ港は世界でも有数の効率性の高い港として整備されており、サウジアラビア西部最大の工業地帯から240キロ、世界最大級の石油精製・石油化学コンビナートからは30キロと良好なアクセスに恵まれており、それらの地域で出荷される商材の輸出港としての取り扱い量の増加が期待される。

KCYはキングアブドラ港で取り扱う貨物の一時保管場所として、非常に利便性に優れた場所に位置しており、山九サウジアラビアはその強みを前面に出して事業展開を加速させたい考えだ。

山九サウジアラビアは今回のコンテナヤード建設を契機として、マレーシアで22年9月に開設予定のアジアハブセンターも加えたグローバルネットワークを充実させることで、さらなる事業拡大を進めていくとともに、将来的には保税地域への進出も目指し、国際物流ネットワークの発展に貢献していく。