トナミHD、タイのフォワーダーを買収

M&Aトナミホールディングスは11月30日、49％を出資しているタイの合弁会社「トナミ（タイランド）カンパニー」（TTC社）を通じ、同国でトラック輸送・輸入通関事業を運営する「H&Rフォワーディングカンパニー」と合弁事業を立ち上げると発表した。H&R社の株主との間で、合弁契約を締結することに合意した。

同社は2011年9月、TTC社の最初の投資先として、地場トラック輸送・コンテナ保管会社「マハポーントランスポートカンパニー」を子会社化し、タイの輸送事業に本格参入を果たした。

TTCの2件目の投資先として、H&R社の既存株主から、発行済株式の70％を取得し、合弁の形で子会社化することに合意したもの。

H&R社は、タイの日系有力企業などから物流業務を受託している地場企業で、同社を買収することにより、進出企業にフォワーディング事業を展開し、業容拡大につなげる。

7日をメドに、TTCがH&R社の発行済株式の70％相当の株式を取得し、子会社化する。