飯野海運、AIによる船員配乗計画作成を実現

ロジスティクス飯野海運は30日、シンガポールのスタートアップ企業Greywing（グレイウイング）が開発したAI（人工知能）による配乗計画作成プログラム「Crew Matrix Planning」（CMP）を導入したと発表した。

同プログラムでは、船員データベースとの連動により自動かつリアルタイムで計画作成が可能。今後18か月の交代計画を作成するほか、船別での乗船経験や職位での年数などの船員プロフィール表示、船員交代の概要や船別・船員別の配乗計画の表示、石油メジャーと傭船者別の要求を満たした配乗計画の作成、石油メジャーの要求満足状況の表示、手動での配乗計画の修正などの機能を備える。

▲CMPの操作画面イメージ（出所：飯野海運）

同社はDX（デジタルトランスフォーメーション）推進の一環として、船員配乗計画作成プロセスの自動化に2022年から着手している。今回のAIを活用した配乗計画策定のルーティーン業務の自動化により、海技者の業務負担を軽減し、海技者の持つ専門性をより経済的付加価値の高いプロジェクトなどに再配分などしてDX化を加速させる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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