三菱倉庫と第一貨物が資本業務提携、役員派遣

M&A三菱倉庫、ディー・ティー・ホールディングス（DTHD、山形市）とその傘下の第一貨物（同）は10月31日、資本業務提携を締結した。三菱倉庫は11月1日付で越智史朗執行役員企画業務部長を第一貨物の取締役として派遣することも決めた。

DTHDは傘下の第一貨物を中心に東北エリアを地盤として運送事業を全国展開しており、医療・ヘルスケア、食品・飲料、機械・電機、新素材などの荷扱いに強みを持つ三菱倉庫としては、いわゆる「物流の2024年問題」による運び手不足が課題となっているが、DTHDグループとの結びつきを強めることにより、“足回り”を強化する。

今後、3社は輸送効率の向上や安定的な輸配送サプライチェーンの構築で協働し、各社が運営する物流施設の相互利用、物流付帯事業の新規開発など、それぞれの強みを生かす形で提携事業の拡大を図る。

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