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パナEW、改修不要のマンション向け置き配システム

2023年11月7日 (火)

サービス・商品パナソニックは7日、パナソニックエレクトリックワークス(パナソニックEW)とビットキーが、ビットキーが提供するマンション入居者用アプリ「homehub」(ホームハブ)と、パナソニック製の集合マンション向けインターホンが連携した新機能を、2024年4月から提供開始すると発表した。

▲インターホンにドアを解錠する番号を打ち込む様子(出所:パナソニック)

パナソニックの集合マンション向けインターホンが設置された物件を対象に、宅配事業者の配達員が組み合わせ番号を入力するだけでオートロックを解錠できる仕組み。宅配事業者は配送管理システムの開発・改修コストをかけることなく、受取人不在時でも専有部玄関前への配達が可能となる。デベロッパーにとっては、インターホンに機能が搭載されるため、エントランスへの専用端末の追加設置が不要であることや、オートロックマンションの安全性を担保しながら再配達削減に寄与できるなど、物件の資産価値向上に寄与する。

従来の再配達防止策ではマンションごとにカギや解錠カードを配達員に渡す取り決めがある場合や、荷物番号をカギとして解錠する仕組みがあったが、カギの紛失リスクや情報流出リスクが伴っていた。新機能では、荷物番号と他の数字を組み合わせたり、宅配事業者ごとに一定期間で組み合わせルールを柔軟に変更したりできるため、高い安全性を確保できる。

解錠の仕組みは、居住者がホームハブのアプリから宅配事業者の届け予定メールを受け取ると、ビットキーのシステムで組み合わせ番号を生成。配達員がインターホンに組み合わせ番号を入力すると、ビットキーのシステムと照合してドアが開く仕組みだ。新機能はホームハブの「inHome Service」の一環として、ことし11月からパナソニックによって分譲マンションを中心に提案され、24年4月から提供が開始される予定。

▲解錠の仕組み(クリックで拡大)

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LOGISTICS TODAY編集部
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