三菱電機、スマートメータ工場を新設、短納期化

拠点・施設三菱電機は4日、福山製作所（広島県福山市）にスマートメーターの生産棟を開設すると発表した。10億円を投じて建設を進めており、来年1月から段階的に稼働を開始する。

福山製作所に新たに生産棟を建設し、高品質スマートメーターの短納期供給体制の整備を図る。

新工場は、屋根・壁面の断熱性を向上させ、LED照明、外気処理空調機器などの高効率機器を導入。空調・照明・換気扇の電力量や風量を117点で計測する省エネ支援機器とエネルギー管理システムを採用し、生産設備にはシーケンサ対応電力計測ユニットを備えた「e&eco-F@ctory」を導入する。

高品質な電子部品対応のための防塵機能を向上させ、部品投入からキーパーツ、製品組立・出荷までを一貫生産する。

■新工場の概要
所在地：広島県福山市緑町1番8号（福山製作所内）
建築面積：1000平方メートル（延床面積4200平方メートル）
構造：S造（鉄骨）、地上4階建
生産品目：電子式電力量計（スマートメーター）
竣工：12月19日
稼働開始：2013年1月から段階的に稼働
投資額：10億円（建屋分）