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運送業経営の2大課題は「人手不足」と「取引先交渉」

2023年11月9日 (木)

調査・データトラック運送業向けのデジタルプラットフォーム「ロジポケ」を運営するX Mile(クロスマイル、東京都新宿区)は9日、運送会社経営者300人を対象に実施した「物流の2024年問題」に関する実態調査の結果をまとめた。そのなかで、ほぼ半数の回答者がドライバーの人手不足を課題に挙げ、3割が取引先の理解を得るのに苦しんでいる実情が浮き彫りとなった。

「24年問題対策を行っているか」という問いに対し、「行っている」としたのは27.1%、「やや行っている」が35.1%と、現状で対策を行っているのは6割強だった。

「24年問題対策を行う上での課題」として上位に挙がったのは、「ドライバーの定着・確保に困難している」(43.3%)、「取引先からの理解が得られない」(31.3%)で、対策を検討する上で実務を担うドライバーの確保、環境やシステム面で協力が必須となる取引先の理解が十分でないという結果が出た。そのほか、「何からすべきかわからない」(12.7%)、「社内での課題認識がない」(12.7%)など、問題意識の希薄さが垣間見える回答もあった。

※クロスマイルの資料を基に作成

「24年問題で最も解決したい課題」の問いには、回答者の半数が「人手不足の解消」(48.1%)、3割が「運賃交渉」(29.9%)と、8割がいずれかを挙げた。一方で「働き方改革」(7.6%)や「データの活用・見える化」(4.1%)、「生産性向上」(2.7%)などは相対的に低く、人手不足や取引先との交渉難航といった要素が、24年以降を見据えた構造改革への着手の妨げになっている形だ。

※クロスマイルの資料を基に作成

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LOGISTICS TODAY編集部
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