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日本郵船子会社、アンモニア燃料ばら積み船投入へ

2023年11月10日 (金)

(出所:日本郵船)

ロジスティクス日本郵船グループのNYKバルク・プロジェクト(NBP)は9日、7日に住友商事グループの大島造船所(長崎県西海市)と、温室効果ガス(GHG)をほぼ排出しないアンモニアを燃料として使用できるハンディマックスバルカー10隻~15隻を、2020年代後半以降に建造することで合意したと発表した。同船は重油とアンモニアを燃料として使用できるエンジンを搭載した、二元燃料エンジン搭載船を想定。

NBPとチリの国営企業コデルコは、同船を需要が高まる銅製品の極東向け輸送に投入し、生産・輸送・供給のすべての過程でGHGを排出しないカーボンフリー銅製品の実現を目指す。

アンモニアは重油や液化天然ガス(LNG)と比較して単位あたりの熱量が低く、同じ距離の航行にはより多くの量が消費されるため大型の燃料タンクが必要で、小型船であるハンディマックスでのアンモニア燃料化は容易ではない。

鉄鉱石や石炭、穀物、セメント、塩、銅精鉱などの資源を梱包せずに大量に輸送する船をバルカーと呼び、大きさの順に、ケープサイズ、パナマックス、ハンディマックス、ハンディサイズと4つに分類される。

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LOGISTICS TODAY編集部
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