佐川急便、ラストワンマイル配送を脱炭素化へ

環境・CSR佐川急便は15日、福島県と東京都と推進する電気自動車（EV）普及に向けたエネルギーマネジメントシステムの構築・社会実装の取り組みの一環として、同日からラストワンマイルの配送に、小型燃料電池（FC）トラック、小型EVトラックを順次投入すると発表した。

▲（左から）小型EVトラック、小型FCトラック（出所：佐川急便）

小型FCトラック、小型EVトラックともに走行時にCO2などの排気ガスを排出しないため、1台につき1年間で12トンのCO2排出を抑制できると見込んでいる。同社は運送事業者として環境負荷低減に向けた持続可能なEVトラックの実装モデルとなることを目指し、充電・水素充てんと配送計画を最適化することによる効率的な運行の実現を図る。社会実装に関する費用の一部は、新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）の研究開発助成事業の一環として補てんされる。

小型FCトラックは、トヨタ自動車といすゞ自動車との共同開発車両で、冷凍冷蔵庫付きの3トントラック。タンク容量は10.5キロで航続距離は260キロメートルに及ぶ。小型EVトラックは「いすゞエルフEV」で、冷凍冷蔵庫付きの2トン車。電池容量は60キロワット時で航続距離は180キロメートル。

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LOGISTICS TODAY編集部
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