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商船三井、船倉内の火災早期発見へAIシステム搭載

2023年11月15日 (水)

ロジスティクス商船三井は15日、2024年以降に順次完成予定のLNG(液化天然ガス)燃料自動車船10隻の貨物倉内に、火災を早期に検知することを目的にキャプテンズアイ(イスラエル)が開発したAI(人工知能)システムを搭載すると発表した。今後は既存船や新たに手配する自動車船への搭載も検討する。

▲煙を検知した際のモニター画面(出所:商船三井)

キャプテンズアイのAIシステムは、カメラが捉えた映像をAIが異常と判断すると、乗組員や陸上の管理者に自動で警報を発信。現行の火災警報装置に比べてより早い煙の検知が可能になり、船上と陸上の両方から貨物倉の映像を確認できるため、迅速な初期消火作業につながる。

同システムは主に機関室や甲板上での異常を検知するために国外の商船で使用されており、商船三井は自動車船「オニキスエース」に搭載された貨物倉内カメラを用いて、AIシステムの煙検知の実証実験を行ってきた。実証を通じて機能の改善を重ね、少量の煙でも高い有効性が確認されたことから、自動車船への搭載を決めた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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