ヤマトフレイター、4航路で1日21便運航へ

ロジスティクスヤマトホールディングス（HD）と日本航空（JAL）、JALの格安航空会社（LCC）スプリング・ジャパン（千葉県成田市）は20日、成田空港でヤマトグループが新規導入する貨物専用機（フレイター）の撮影会を開催した。フレイターの運航はスプリング・ジャパンが4月11日から開始する。

ヤマトHDが採用したのはエアバスA321-200P2F型で、10トン車5‐6台分に当たる28トンを搭載でき、これは同じ小型機のB737-800型機と比較して20％多く、床下の貨物スペースにも航空コンテナ24個を搭載できる。航続距離は2300キロから3000キロで、東京から香港、台湾への運航が可能だ。

▲エアバスA321-200P2F型

▲フレイター機内

同社はフレイターを3機導入予定で、すべて稼働した場合には、東京（成田・羽田）・北九州間▽東京（成田・羽田）・札幌（新千歳）間▽東京（成田）・那覇間▽那覇・北九州間――の4路線で1日21便の運航を計画している。

貨物の積み付けなどを含めた運航体制は、ヤマトが自社拠点から空港間までを陸上輸送し、空港上屋内でフレイターに貨物を積み付ける。JALが上屋内での貨物計量や陸上業務を手がけ、航空機整備なども行い、スプリング・ジャパンと共同でフレイターを運航する。

▲（左から）JAL専務執行役員経営企画担当の斎藤祐二氏、ヤマトホールディングスの長尾裕社長、スプリング・ジャパン米沢章社長

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LOGISTICS TODAY編集部
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