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双日がペルー医薬品物流に進出、中南米事業拡大

2023年11月22日 (水)

国際総合商社の双日は21日、100%子会社の双日米国会社を通じ、BNSラテンインベスト(ペルー)の株式を取得したと発表した。BNSラテンインベストは、ペルーの医薬品物流会社サログとサルタレ・ソルシオン・インテグラル・エン・サルー(サルタレ)の持株会社。ペルーでは今後、医薬品物流の需要が高まることが予想されており、双日はペルーでの医薬品物流事業に参画して中南米事業の拡大を図る。

▲サログが運営するエスサルーの物流拠点(出所:双日)

サログはペルー社会保険庁「エスサルー」との官民連携契約に基づき、2010年からリマ首都圏で医薬品など在庫管理や梱包、配送サービスを提供。データに基づく需要予測や発注提案を通じて余剰在庫や欠品防止に努め、エスサルーが購入した7000品目の医薬品と医療関連用品の保管と在庫管理、エスサルー傘下病院と提携先の民間薬局700件への配送を担ってきた。

ペルーは若年層が多く、今後の経済発展に伴って中間所得層は増加すると予想されており、ペルーのヘルスケア分野は医療サービスの地域格差是正の動きも強まっていることから、物流分野でも民間企業による効率的で質の高いサービス需要の増加が見込まれている。双日はアジアを中心に培ってきた物流分野での知見を生かし、ペルー全土や近隣諸国での医薬品物流サービスの提供拡大を目指す。

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LOGISTICS TODAY編集部
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