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マースクと日産が長期PS契約、中国・武漢に新倉庫

2023年11月22日 (水)

国際海運大手のAPモラー・マースク(デンマーク)は21日、日産自動車と持続可能な海陸一貫の物流に関する長期契約を締結したと発表した。これに伴い、中国・武漢の楊洛港至近に物流倉庫を開設し、日産の中国中部の生産ラインと国内外市場を結びつけるなど、長期的な視野で高品質なサプライチェーン体制の構築を図る。

新設した倉庫の屋内面積は3000平方メートル、一時的な拡張エリアが500平方メートル、屋外面積が1000平方メートル。楊洛港から2キロに位置するため、効率的な国際輸送を可能とする。マースクが運営し、部品やパレットの入出荷、検査、混合バンドル、品質保証など、日産向けに付加価値の高い庫内サービスを提供できる仕様とした。

両社は昨年から、将来の需要予測から武漢での国際物流拠点の設立を検討。中国の自動車市場での競争が激しい一方で、日産中国投資(NCIC)による中国から他国への自動車部品輸出の勢いも強まるなど、日産は厳しい市場環境で成長を示しており、マースクとの提携によって世界市場での需要拡大を期待している。

▲楊洛港至近に開設された新倉庫(出所:APモラー・マースク)

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LOGISTICS TODAY編集部
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