拠点・施設日清製粉グループ本社は12日、傘下のオリエンタル酵母工業が滋賀県長浜市にある長浜研究所構内に補酵素生産棟を新設、稼働を開始すると発表した。
補酵素は、診断薬原料など新興国を中心に需要が伸びており、同社は世界的な需要の増加を見込んでいる。
補酵素の生産企業は世界でも少なく、ニッチな領域となっていることから、生産能力を増強し、合理化を図ることができる長浜研究所構内に補酵素生産棟を建設したもの。
生産能力は、これまでの補酵素生産棟(大阪府吹田市)の1.4倍で、将来的にさらに増強可能なスペースも確保した。
■補酵素棟建設の概要
建設地:滋賀県長浜市
延床面積:1244平方メートル
着工:2012年3月
稼働:2012年12月
総工費:5億円