ドローンのレベル4飛行で医薬品輸送、KDDIなど

メディカルKDDIや日本航空、東日本旅客鉄道（JR東日本）などは8日、医薬品をドローンのレベル4飛行で輸送する実証を行うと発表した。

▲実証の様子（出所：日本航空）

日本で初となる実証で、東京都檜原村で14〜20日の日程で実施する。レベル4は、有人地帯における補助者なしで目視外の飛行となる。東京都の「ドローン物流サービスの社会実装促進に係る実証プロジェクト」に基づき、都内でのドローン物流サービスの早期開始を目指して行われる。

診療所や病院では、オンライン診療を行った際の処方薬など、医薬品を郵送するケースがあり、物流分野での人手不足などの問題を背景に、ドローン利活用の期待が高まっているという。

2022年12月に施行された改正航空法でドローンのレベル4飛行が解禁され、民家の上空など有人地帯を飛行できるようになった。

実証は、平日の日中に、同村の診療所と特別養護老人ホームなどを結んで飛行する。今後、24年度には都心部でレベル4飛行を見据えた長期的なドローンのサービス実証を行う予定。

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