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山九、「トラック簿」導入で福岡拠点の荷待ち削減

2025年8月18日 (月)

サービス・商品ハコベル(東京都中央区)は18日、山九が福岡市内の物流拠点にバース管理システム「トラック簿」を導入し、荷待ち時間の削減や現場作業の効率化に一定の成果を上げたと発表した。

対象拠点は福岡物流センターと第二福岡物流センターの2施設。山九福岡支店では、一般貨物の保管・配送に加え、天井クレーンを備えた梱包倉庫での荷役作業や輸出入貨物の取り扱いなどを手がけている。物流総合効率化法の施行により、トラックの荷待ちや荷役時間の削減が求められるなか、山九は受付・呼び出し機能に特化したシンプルな構成と導入コストの低さを評価し、トラック簿の導入を決めた。

導入前は、ドライバーが紙の受付票に記入し、無線連絡で現場とやり取りする運用だったが、システム導入により受け付け・呼び出し業務にかかる事務所担当者とリフト作業者の負担が大幅に軽減された。さらに、荷待ち・荷役時間のデータを蓄積・可視化できるようになり、定量的な分析に基づく業務改善や、荷主・運送会社との交渉材料としても活用されている。

今後はトラック簿の予約機能の活用も視野に入れており、蓄積データをもとに荷主企業との連携を強化し、さらなる物流効率化を進めていく方針だ。

▲山九福岡物流センターでのトラック簿導入効果(クリックで拡大、出所:ハコベル)

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