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アスクル、関西拠点にギーク製自動搬送ロボ採用

2023年12月15日 (金)

ロジスティクスアスクルは15日、物流拠点「ASKUL Value Center 関西」(AVC関西)に、ギークプラス(東京都渋谷区)の自動搬送ロボット「PopPick」(ポップピック)を318台採用し、うち246台が稼働を開始したと発表した。2024年春に残りの72台を稼働させる予定。同社はポップピックの採用で同拠点での保管効率を2倍に高め、定点ピッキングや自己学習機能によって生産性は3.8倍まで引き上がる見通しだ。

▲ピッキング作業を行うステーション(出所:アスクル)

ポップピックはピッキング作業員がいる「ステーション」まで直接荷物を搬送するGTP(Goods to person、商品や商品棚が作業者のところまで移動してくる自動化ロボット)ソリューションで、在庫商品の入った折り畳みコンテナを収納した棚を自動搬送する。従来のGTPと比較して商品保管率が高く、より多くのアイテム数を在庫可能となった。

在庫商品は折り畳みコンテナを縦に10段積んだ棚に高密度に保管されており、ロボットが受注データを受信すると作業員の位置まで棚を搬送した後、出荷する商品の入ったコンテナを棚から取り出し、従業員の手元に荷物を送る。作業員は手元に届いたコンテナから必要な個数を出荷コンテナに取り分けるだけだ。

▲防火区画制限なく走行可能

ポップピックは作業員の負担を低減するほかにも、防火シャッター下4メートルの高さいっぱい、3.8メートルの棚に商品コンテナを積載できる高密度性や、受注データなどを基に今後の注文を予想し、非稼働時間を利用して別々の棚に配置されている商品を注文頻度別に同じ棚内に集約する自己学習機能などを備えている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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