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アズワン、九州基幹拠点にギーク自動棚搬送ロボ導入

2025年6月25日 (水)

ロジスティクスギークプラス(東京都渋谷区)は25日、6月に稼働開始した産業機器販売アズワンの九州エリア初となる物流基幹センター「九州DC」に、ギークプラスの自動棚搬送ソリューション「PopPick」(ポップピック)を導入したと発表した。ピッキング作業効率は従来の3倍以上、倉庫全体の作業効率は37%向上する見込みで、多品種・小ロット対応が求められるロングテール型の物流での大幅な効率化を実現している。

▲アズワン九州DCに導入された「PopPick」(出所:ギークプラス)

アズワンは理化学機器を中心に1200万点を超える商品を取り扱い、EC(電子商取引)サイト「AXELショップ」の急成長に伴い、SKU数は年々拡大。そうしたなかで、低頻度商品の出荷対応や即日出荷体制の確立といった課題への対応が求められていた。従来の人手によるピッキングでは、対象商品の散在や歩行距離の増大が作業効率を著しく下げる要因となっていた。

PopPickは、最大3.8メートルの高棚とコンテナの高密度配置によって保管効率を2倍に引き上げるほか、作業員の手元まで対象コンテナを自動搬送することで作業時間を大幅に短縮。アズワンは9月までに、同センターでの1時間あたりの処理件数を人手作業の40行から130行程度まで高めることを目標に定めている。

アズワンは、出荷頻度の低い商品でも機械化を進める必要性が高まっていることから、今回の導入を皮切りに、東北地区の新拠点開発や既存センターの性能向上にも取り組む方針。2024年問題に対応しながら、全国の物流拠点での全体最適を目指す構えだ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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