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EU輸入管理システムで手続き要件変更

2024年1月9日 (火)

国際欧州連合(EU)は9日、新しい税関到着前セキュリティー・安全プログラム「輸入管理システム2」(ICS2)の第3段階をことし6月3日から導入すると発表した。

同段階では、海上、内陸水路、陸路、鉄道輸送業者が搬入略式申告(ENS)を行い、EU内に輸送またはEUを経由するすべての貨物情報を事前申告する必要があり、この義務は同輸送手段を使用して貨物を輸送する郵便事業者や宅配業者、運送業者などの事業者にも適用される。また、特定の状況においてはEU内の最終荷受人にもENSのデータをICS2に提出する義務が課せられる。

EUは世界の物品貿易の14%を占めており、貨物の安全性やセキュリティーに関するデータを事前に収集することで、EU税関当局はリスクの早期特定やサプライチェーンの適切なポイント介入が可能になり、EUの貿易安全性に寄与する。

ICS2は、欧州委員会、加盟国の税関当局、企業間の協力により策定され、27か国のインターフェースに代わってEUすべての輸入業務に関する各加盟国の税関とのコミュニケーションにおける単一のアクセスポイントとして機能することで、事業者は税関当局による追加情報の要請や出国前のリスク審査の効率化、事業管理上の負担軽減が可能になる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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