韓サイバーロジ、EU輸入規制対応貿易システム

国際サイバーロジテック（ソウル）は17日、欧州連合（EU）の新たな輸入管理システム「ICS2」に対応した「スマートリンクICS2」サービスをリリースしたと発表した。このサービスは、EU市場への輸入貨物に対して義務付けられた事前税関申告に対応し、24時間365日体制のサポートとコンサルティングを提供することで、物流の効率化と競争力向上を支援するものだ。

EUは2024年6月3日からICS2を段階的に導入しており、海運や内陸輸送、道路や鉄道輸送に対して事前に詳細な税関申告を義務付けている。ICS2は、安全性とセキュリティ強化を目的としており、製品名や数量、荷送人・荷受人などの詳細な貨物情報を輸送事業者が24時間前までに申告しなければならない。

サイバーロジテックの「スマートリンクICS2」は、複雑化する輸送手続きに対応するためのカスタマイズされたコンサルティングや、リアルタイムな貨物追跡機能を提供し、ICS2に伴う申告不備による遅延や返送を回避することが期待されている。このサービスは、同社が米国や日本、カナダで提供してきた税関申告サービスの経験を基に開発された。

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LOGISTICS TODAY編集部
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