ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

LOGI’Qブランド、最大の旗艦施設を南茨木に竣工

2024年1月16日 (火)

▲LOGI’Q南茨木

拠点・施設東急不動産は16日、同社の新しい物流施設ブランド「LOGI’Q」(ロジック)シリーズ最大の施設LOGI’Q南茨木を10日に竣工し、メディア向け内覧会を開催した。

大阪中心部にも近い府内北部、北摂エリアに、地上4階建て、延床面積16万平方mを超えるスペックで竣工をひかえる同施設は、名神高速道路・茨木インターチェンジ(IC)を最寄りに、大阪・神戸など京阪神の巨大商圏をはじめ、中国・四国地方や北陸などの広域アクセスを見据えた物流網構築においての拠点となる立地で、徒歩圏内に複数の鉄道駅へのアクセスが可能な住宅地としての利便性から、雇用の面でも優位性を誇る。

▲広域周辺図(クリックで拡大、出所:東急不動産)

また、「歩車分離」の安全に配慮した庫内レイアウトや、デザインコンセプトの異なる2つのカフェテリア、礼拝室など充実したアメニティーも用意され、働く人にとっても魅力的な環境を創出。最小1240平方mからの分割利用にも対応できるフレキシブルなフロアプランの提供など、多様なニーズに対応した物流拠点としての機能を備え、一部区画においてはローカル5G(第5世代移動通信システム)を生かした物流サービス構築なども後押しする。

同社のコーポレートコミュニケーション部広報室報道担当マネージャー林英樹氏は、すでに全体の区画の80%で成約を得ている状況に触れ、「関西全域への即日配送の対応と、中国・四国地方や北陸などの広域へのアクセスや中継拠点としての役割の両輪で稼働しながら、LOGI’Qシリーズ最大規模の延床面積を誇るストック拠点としての運用も想定されている」と語る。

さらに、屋上に太陽光発電施設を設置して最大4.8メガワットの自家発電を実現、再生エネルギーの発電所としての役割も担い、近在のショッピングセンター「みのおキューズモール」(大阪府箕面市)に電力の半分を送電できるなど環境対策にも力を入れる。戦略事業ユニットインフラ・インダストリー事業本部インダストリー事業部リーシンググループグループリーダーの中嶋俊輔氏は「すでに成約済のテナントである荷主、小売企業は環境意識が高い企業が多く、再生エネルギー利用できる点に評価をいただいている」と語り、各種環境性能でも最高評価の取得を予定している。

▲屋上に敷設された太陽光発電パネル

また、冷凍冷蔵設備の導入に対応する区画や、少量危険物倉庫などにも幅広く対応し、地域自治体との協力による防災上拠点としても想定されており、注目の物流要衝からLOGI’Qブランドのフラッグシップにふさわしいスペックで、ポスト24年の物流を支える次世代物流センターを目指す。

▲取締役専務執行役員の池内敬氏

同社の戦略事業ユニット長、池内敬取締役専務執行役員はメディアの取材に対し「LOGI’Q南茨木は、過去最大規模の延床面積であり、LOGI’Qとして11件目の物件となる。今後は、データセンターや植物工場の開発など、社会のニーズに合った環境先進企業を目指して、社会課題に取り組みながら物流施設開発を進めていく」と説明。

また、戦略事業ユニット・インフラ・インダストリー事業本部本部長、西田恵介執行役員からは「今後は13物件の開発を、東北は岩沼に1件、首都圏は白岡、綾瀬、厚木などに11件、近畿は神戸新長田に1件を予定している」ことが説明された。

「LOGI'Q南茨木」概要
所在地:大阪府茨木市蔵垣内1-53
敷地面積:6万4510平方m
延床面積:16万1539平方m
構造:4階建て、S造
用途地域:工業地域
着工:2022年6月1日
完成:2024年1月10日
トラックバース:336台
駐車場:普通自動車255台、トラック待機場21台
バイク置き場:42台
駐輪場:156台

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com