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【年頭所感】東証一部年内昇格へCI刷新[SBS]

2013年1月5日 (土)

話題SBSホールディングスの鎌田正彦社長は5日開催したグループ新年会で、創業25周年記念事業としてグループCIの刷新に着手し、グループ各社の社名を「SBS」を冠したものに統一することを表明した。

変更のタイミングは株主総会後で、ロゴマークも赤を貴重としたデザインにリニューアルし、1年程度をかけてトラックや制服のデザインなどに反映する。

また、同社は昨年14日に東証二部への上場を果たしたが、鎌田氏は同市場一部への昇格を目指す方針を強調。コンプライアンス体制の強化と3PL、海外を加速させることで、年内の指定替え承認を期す。

SBSグループの鎌田正彦代表による年頭所感(要旨)は次の通り。


■東証一部昇格、年内の承認目指す
昨年暮れ、12月14日に無事に東証二部に上場した。当社は2003年12月にジャスダック市場へ上場したが、「さらに上の市場を目指そう」と3年前に決意し、準備を進めてきた。上場審査は非常に厳しいものだったが、日本の一流企業が名を連ねる顧客の信頼や、社員の働きがい、未来に向かって「潰れない企業グループ」を築くために必要な挑戦だと考えている。

ことしはさらに上の東証一部を目指す。そのためには昨年と同様のコンプライアンス体制を維持するとともに、予算を達成しなければならない。これらの取り組みにより、12月には東証一部へ上場できるのではないかと考えている。上場準備に時間をかけすぎるのは得策でない。何としても年内に一部昇格を果たそう。

当社は、1987年12月に「60坪程度の雨漏りがするような倉庫」で産声を上げた。当時は何度となく「もはやこれまでか」という場面が訪れたが、私は決して諦めない、絶えず前を向いて進むことを信条として、これらの難局面を乗り越えてきた。

大手物流会社との戦いの中で、「小さな小さなベンチャー企業でも、いつか必ず互角に戦えるようになる」と信じていた。目標としていた「創業20年で売上1000億円」は、19年目で達成することができた。この先50年、100年と成長を続けていくために、創業の心、すなわちベンチャースピリットを忘れず、スピード感を持ってバトンを渡し続けていく。5年後の30周年までには、何としても「売上2000億円」を達成したい。

25周年記念事業として、ことしはグループCIの刷新に着手する。株主総会で議決された後、グループの物流会社はほとんどがSBSの冠をつけた社名となる。ロゴマークも改新し、赤を基調としたシンボルマークとなる。制服もグループ統一のデザインを検討している。

5月には、日本レコードセンターが厚木に建設している1万4000坪の倉庫が完成し、移転を行う。この6年間ほどで、ことし着工分を併せて10万坪の倉庫を建設したことになる。今後も倉庫建設、流動化を一体として3PLの受託につなげるビジネスモデルを確立していきたい。また、5MWの太陽光発電も計画しており、本業の支えにしていく。