内航海運業法違反で日本塩回送に安全確保命令

行政・団体関東運輸局は27日、港湾荷役や海運事業を手掛ける日本塩回送（東京都港区）に対し、内航海運業法違反による行政処分として、輸送の安全確保命令を発出したと発表した。立ち入り検査の結果、同社の責任下で運航計画を作成していないなどの事実を確認したとしている。

発端は2023年3月2日、同社が運航する貨物船「みさき丸」が、川崎市東扇島沖でコンテナ船と衝突する事故が発生し、これを受けて運輸局が同社に対する立ち入り検査を実施。その際、同社の責任において運航計画が作成されていないなどの事実を確認し、輸送の安全確保の観点から行政処分とした。

運輸局は日本塩回送に対し、3月28日までに、経営トップに関係法令と安全管理規程の順守など、安全マネジメント態勢の適切な運営を求めることや、安全統括管理者や運航管理者にも同様の規定順守を求めるなど、9項目の改善措置を文書報告することを命じている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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