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鶴見サンマリンに安全確保命令、労働時間超過で

2023年1月26日 (木)

行政・団体国土交通省は25日、法で定められた船員の過労防止に必要な措置を講じていなかったとして、内航海運大手の鶴見サンマリン(東京都港区)に対し、内航海運業法に基づく「輸送の安全の確保に関する命令」を発出した。船員の雇用主である大四マリン(同区)と協力して適切な運航計画を作り、過大な労働時間を解消するよう命じた。

国交省の調べによると、鶴見サンマリンは自社が運航している「第二鶴玉丸」で、船員数人に船員法で定められた労働時間の上限(1日14時間、週72時間)を超える勤務を、複数回にわたってさせていた。

関東運輸局が2022年4月14日に同船に立ち入り検査を行い法令違反が発覚。同27日に船舶所有者の大四マリンに、7月14日には鶴見サンマリンにも立ち入り検査を行い、違反を確認した。同社は運航計画を作成・改定するにあたり、船員の過労防止措置を講じていなかった。

命令を受け、鶴見サンマリンの宍倉俊人社長は、「深くお詫びする。命令を真摯に受け止め、再びこのような事態を起こすことのないよう措置を講じ、安全運航に一層努める」と謝罪のコメントを出した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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