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パナとブルーヨンダー、米大手の倉庫効率化を支援

2024年3月5日 (火)

ロジスティクスパナソニックコネクト(東京都中央区)は4日、100%子会社でサプライチェーンマネジメントシステム開発のブルーヨンダー(アメリカ)と共同開発したトラックヤード管理システムを、物流大手ペンスキー・ロジスティクス(同)に初納入した、と発表した。
この新しいシステムはサプライチェーン分野で倉庫、トラックヤード内の管理、可視化が可能。ブルーヨンダーは今回のシステムに、パナソニックコネクトのカメラ画像認識技術を組み入れ、トレーラーに不規則に付与される管理番号を画像認識と機械学習を使用して読み取る技術を開発。入出荷の自動記録と追跡が可能となった。

このシステムは、機械学習と画像解析によってカメラ映像を元にトレーラーを判別。入場時に自動でチェックインを行うとともに、トラックヤード内の貨物やトレーラー、コンテナの駐車場所の把握を可能にする。また、トレーラーが退出する際には自動でチェックアウト処理を行って正確な退出時刻を記録することができるため、無駄な拘留料の支払いを減らすことができる。

さらに、ブルーヨンダーの倉庫管理システム(WMS)と連携させると、出荷を自動的にシステムに記録し、トラッキングすることも出来る。タスクを自動化、一元化することで、ヤードでのトラックの処理速度の向上とともに、サプライチェーン処理速度の向上、コスト削減、サービス向上につながる。

アメリカでは、物流事業者がトレーラーごとに管理番号を付与し、ヤード内の出入り時に倉庫管理者が目視で確認、手書き指示書で管理するといったことが少なくない。広大なヤードと多数の倉庫群を保有する大規模物流事業者は、出入り口での確認などの処理時間が長引き、手作業ミスによる不整合発生や誤った積み荷場所への誘導、トレーラーのトレーサビリティーの問題などに悩まされ、手戻り作業や生鮮品の大きな損害につながることもあるという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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