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北陸信越運輸局、管内船員の最低賃金を引き上げ

2024年3月6日 (水)

行政・団体北陸信越運輸局は5日、地方交通審議会の答申に基づき、北陸信越管内で雇用される船員の最低賃金改正を決定し、官報公示を行ったことを発表した。この改正は、内航鋼船運航業、木船運航業、北陸信越海上旅客運送業、そして北陸信越漁業(沖合底びき網、大中型まき網)の4業種の船員に適用され、改正後の最低賃金は2024年4月4日から効力を発生する。

最低賃金の改正は、船員の労働特性を考慮し、陸上労働者とは区別して設定される。このプロセスは、地方運輸局長が地方交通審議会に諮問し、業種ごとに設置された最低賃金専門部会での調査審議を経て、地方交通審議会からの答申を基に最終決定される。今回の改正により、内航鋼船運航業の職員の最低賃金は月額2.92%アップの26万1050円に、部員は3.82%アップの20万2350円にそれぞれ改定され、旧賃金額から見ると7400円と7450円の増額となる。もっとも引き上げ率が高いのは、18万1550円から4.27%アップで18万9300円となった海上旅客運送業・部員であった。

最低賃金の改正に関する具体的な質問や照会は、北陸信越運輸局海事部船員労政課で受け付けている。この改正は、船員が直面する経済的な課題に対応し、国内海運業界の持続可能な発展を支援する一歩となることが期待されている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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