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トッパン・フォームズ、保冷剤改良し「見える化」

2013年1月21日 (月)

サービス・商品トッパン・フォームズは、冷凍品向けのマイナス18度帯の保冷剤「メカクール」で、凍結時に濃紺から白へ色が変化し、目視による凍結・融解の判断が明確にできる改良製品を開発、18日から販売を開始した。

これまでは、融解時と凍結時とで色や形状の変化が少ないため、完全凍結の状態を判断しにくく、蛍光灯などに透かして凍結状態を確認しなければならなかった。

従来製品との比較

開発した保冷剤は、独自配合で実現した成分の冷凍時の構造変化を利用しているため、凍結の状態を目視で簡単に確認できる。使用の可否を容易に判断でき、作業性が大幅に向上するほか、材質を変更したことで10%冷凍時間を短縮できるという。価格は据え置く。

トッパンフォームズでは、マイナス18度帯以外にマイナス2度、マイナス5度、マイナス10度、マイナス25度の5種類のメカクールを扱っており、今年度中にマイナス18度帯以外の製品も見える化の改良を終了する。

販売先としては、定温輸送の増加によって用途が拡大している物流業界へ積極的に売り込み、2014年度にマイナス18度帯メカクールで保冷箱を合わせて10億円の売り上げを見込む。