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和歌山の物流機器メーカー、凍りやすい保冷剤開発

2021年7月26日 (月)

▲ドライアイスを代替する冷凍用保冷剤「キプクル」(出所:ワコン)

サービス・商品物流機器メーカーのワコン(和歌山県紀の川市)は、ドライアイスの代替として活用できる冷凍用保冷剤「キプクル」を開発し、このほど発売した。従来の冷凍用保冷剤よりも高い温度で凍結させることが可能で、冷却能力も高いことから、より低コストで保冷作業が可能になる。

一般的に、ドライアイスは保冷剤よりも割高になる。また、保冷剤の冷却能力を4割高めることにより、対象物を冷凍し続ける時間を5割延ばすことができるという。

「キクプル」は、形状を工夫するなどで、従来の保冷剤よりも凍りやすくすることに成功。従来はマイナス35度の冷凍庫で保冷剤を凍結させる必要があったが、「キクプル」は通常の冷凍庫(庫内温度マイナス20度)で凍らせることを可能にした。