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佐川急便、大阪都心部でも電話で24時間受付

2013年1月22日 (火)

話題佐川急便は21日、東京都内の一部エリアで昨年6月から開始している「24時間電話集荷受付」を、同日から新たに大阪市中央区・北区を対象エリアとして拡大すると発表した。

これにより、東京-大阪間の当日配送サービスの提供が可能となり、同社は「それぞれの地域に拠点を持つ企業などの利便性向上とともに、新たな需要の掘り起こしにつながる」としている。また、合わせて24時間電話集荷受付対応エリアで国際宅配便「sgx」の受付も開始する。

配送フロー図(佐川急便)

配送フロー図(佐川急便)

今回エリア拡大する大阪市中央区・北区は、関西経済の中核を担うオフィス・商業施設が多く多様な物流ニーズが発生しており、24時間電話集荷受付への潜在需要が高い。

これまでは午後6時までであった電話での集荷受付が24時間可能となり、例えば午前2時までに集荷を電話で依頼した場合、飛脚航空便で全国主要都市へ当日中に配達することができる。

24時間電話集荷受付は、東京でサービスを開始して以降、顧客から「急な発注にも対応ができるようになった」「受注時間の延長が可能になり売上が上がった」と販売改善に関する声や、「売掛伝票で発送できるので現金精算など経理処理が楽になった」などの業務改善に関する声が寄せられていた。

また、最近では「国際宅配便の夜間受付はできないか」といった要望が増えていることから、対象エリアで国際宅配便の24時間電話集荷受付も始めることにした。

現在、sgxの集荷はエリアごとに設定している集荷受付時間までの取り扱いだが、24時間電話集荷受付エリアでは翌午前8時までの集荷受付分を対象に、リードタイムを1日短縮することができるようになる。

佐川急便では「24時間電話集荷受付エリアの拡大について検討を続け、深夜帯の集荷とグローバル対応という新たな市場の開拓を進めていく」方針。