浜松倉庫、経産省DXセレクションでグランプリ

認証・表彰浜松倉庫（浜松市中央区）は21日、経済産業省が選定する「DXセレクション2024」でグランプリを受賞した、と発表した。表彰式が19日に同省で行われた。表彰式はオンラインでライブ配信された。

DXセレクションは、経産省が2022年から始めたもので、持続的な企業価値の向上を図っていくため、DX（デジタル・トランスフォーメーション）で成果を残している、中堅、中小企業などのモデルケースとなるような優良事例を選定する。選定を通して、地域内や業種内での横展開を図り、各地域での取り組みの活性化に繋げていくことを目的にしている。

同社は、15年から従業員に腰を据えて考えさせた上で、16〜18年に、基幹システムを刷新。生産性を30％向上させ、新倉庫に必要だった要員10人を捻出するなどした。顧客ごとに在庫情報などをリアルタイムで提供することで、顧客の生産性アップにも繋げるなど、正しい企業間連携を構築しているという。

審査員の講評では、「時間をしっかりかけて着実な成果を挙げるその取り組み姿勢は、『ショートタームリターン』を求めがちな多くの経営者のなかでも光っており、日本の中小企業の範となるものである」との評価を得たという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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