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日通、倉庫管理機能をGROUNDシステムと連携・拡張

2024年4月3日 (水)

ロジスティクスNIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は3日、主要事業会社の日本通運(東京都千代田区)が、自社のWMS(倉庫管理システム)「NX-GLOW」に、GROUND(グラウンド、東京都江東区)の物流施設統合管理・最適化システム「GWES」を採用、機能を拡充したと発表した。まずは、千葉県内の物流センターでGWESの実装が完了、稼働を開始した。

GWESは、独自AI(人工知能)を活用した情報分析型のWES(倉庫運用管理システム)で、グローバルに展開される物流センターの統合管理と最適化を推進する。主にWMSを補完し、物流施設全体の状況可視化と分析を支援し、施設管理者の判断の精度向上、各工程のオペレーション最適化に寄与する。

日本通運は、自社のNX-GLOWにGWESの業務進ちょく管理、作業量分析、在庫分析の可視化・分析モジュール、在庫配置最適化モジュールを連携させ、新たな仕組みを構築。これにより、人員や在庫配置の最適化、サービスレベル向上とコスト低減を実現する。

▲「NX-GLOW」と「GWES」の連携イメージ(クリックで拡大、出所:NIPPON EXPRESSホールディングス)

具体的には、リアルタイムでの作業進ちょくの確認が可能となることで、当日の業務終了時間判断や人員配置変更が容易になる。また、過去の作業実績を基にした作業量の予測により、繁閑に合わせた人員配置による労働時間の削減、人件費の低減を促す。

在庫配置に関しては、物流センター内のレイアウトをデジタルマップ化し、商品の出荷頻度が網羅できるヒートマップや、品目別の傾向をコストや在庫などの評価軸で格付けするABC分析を提供する。在庫の動きを可視化し、保管・作業効率の向上を図る。

日通は今後、GWESをほかの物流センターにも展開し、同社の倉庫、物流センター運営の標準プラットフォームとしての構築を推進する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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