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ECの同梱物は「低コストで有用」、消費者実態調査

2024年4月24日 (水)

調査・データEC(電子商取引)物流代行サービス「ウルロジ」などを展開するディーエムソリューションズ(東京都武蔵野市)は22日、月に1回以上、ECで買い物をするヘビーユーザーの男女500人を対象に「同梱物に対する消費者実態調査」を実施したと発表した。全国の20〜60代の男女を対象に、3月20日〜31日にインターネットで調査した。

同梱物とは、EC通販などで、商品に梱包する段ボール内に、商品と一緒に納めるチラシやパンフレットなどを指す。

調査では、「ECで買い物した際に同梱物が入っていた経験はあるか」を尋ねると、49.8%が「経験したことがある」と回答し、2人に1人に及んでいたという。

さらに「経験がある」との回答者に対して、体験した同梱物を複数回答で尋ねたところ、「挨拶状・お礼の手紙」が77.5%で最多。「チラシ・パンフレット」(62.2%)、「商品・サービスの使い方に関する解説書」(49.8%)、「割引クーポン」(45.8%)と続いた。

同様に「経験がある」回答者に、「同梱物を通じて企業や商品へのイメージが変わったことがあるか」を複数回答で尋ねると、「ポジティブなイメージに変わった」(25.3%)や「どちらかというとポジティブなイメージに変わった」(37.3%)という肯定的なイメージに変わったとの回答が6割を超える結果だった。一方、否定的なイメージは6.8%というかなり少数だったという。

調査では、「同梱物は低リスクで生活者にとってポジティブなイメージを抱いてもらえる施策だ」と分析している。

また、500人に対して、「次も買いたいというポジティブな気持ちになる同梱物」を尋ねたところ、最多が割引クーポン(56.8%)で、続いて挨拶状・お礼の手紙(43.6%)、新商品・関連商品のサンプル(36.6%)という結果だった。

調査では、2番目に多かった「挨拶状・お礼の手紙」に着目。割引クーポンやサンプルにはコストがかかる一方で、お礼の手紙などは「低コストでありながら、その内容次第で生活者の心に商品ブランドを残すことができる」と指摘し、その有効性を強調している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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