日本GLP、熊本に近鉄ロジシステムズ専用施設開発

▲GLP 熊本大津、外観イメージ（出所：日本GLP）

拠点・施設日本GLP（東京都中央区）は10日、同社にとって熊本県下では初の先進的物流施設「GLP熊本大津」（熊本県大津町）の開発を行うと発表した。半導体やパソコン・サーバーなどの精密機器輸送を手掛ける近鉄ロジスティクス・システムズ（東京都品川区）が全棟利用する。ことし10月に着工し、2025年12月末の完成を予定する。

GLP熊本大津は地上4階建て、延床面積1万3000平方メートル。半導体大手のTSMC（台湾）や東京エレクトロンなどが集結する、半導体産業団地の近隣に位置する。九州縦貫自動車道・熊本インターチェンジ（IC）から11キロ、益城熊本空港ICからは16キロと、九州全域の広域配送拠点としても機能する。

施設内は荷物用エレベーターや垂直搬送機を備え、縦搬送を効率化。床荷重は1平方メートル当たり1.5トンを確保し、重量のある荷物にも対応する。全館に空調設備を設けるなど、従業員にとって快適な就労環境を提供する。

また、LED照明の導入、建築物の環境性能評価であるCASBEE認証の取得を予定するなど、入居企業の脱炭素化とサステナビリティ推進にも寄与する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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