西濃が運賃引き上げ、6月1日から適用

サービス・商品西濃運輸は14日、適正運賃収受と物流の効率化を目的に、6月1日から「新届け出運賃（24年運賃）」の適用を開始すると発表した。この新運賃は、2024年問題への対応として物流業界の課題解決を図る一環として設定され、地域・距離・重量ごとに一般便と宅配便で10-20％程度の運賃上昇が見込まれる。

新しい運賃体系の導入に先立ち、西濃運輸は、2024年4月の速報ベースのキロ当たり単価上昇は102.2％と見込んでいる。全体としての年間目標105.7％には達していないが、改善を図りながら進めていくとして、不採算荷主の明確化や、キロ単価と物量の相関データを活用した運賃収受の適正化に努めていく。

さらに、運賃の公正な評価と物流効率の向上を実現するための施策として、荷主との協議を進め、段階的な運賃是正を図ることで、ロードマップ2028に掲げる単価上昇118％の達成を目指す。この過程で、新たな運賃表により、輸送コストの適正化を進めることが可能となる。

西濃運輸は、新たな運賃体系の導入とともに、長期的な物流問題への対応策を講じ、顧客に対して高いサービス品質を提供し続ける方針としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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