財務・人事セイノーホールディングスが12日に発表した前3月期決算は、主力の輸送事業が堅調に推移し、増収増益となった。
輸送事業は、子会社の東海西濃運輸が中津川営業所(岐阜県中津川市)を開設したほか、濃飛西濃運輸が「各務原物流センター」を新築。
中核事業会社の西濃運輸では、利益重視の施策である適正運賃・諸料金収受、燃料サーチャージ収受の積極的な交渉を行うとともに、EDI(電子データ交換)による顧客とのデータ連携によるサービス向上を図った。
また、営業戦力・費用の適正管理、路線便の積載効率アップなどにも取り組み、同事業の売上高は1.6%の増収、セグメント利益は4.7%の増益を確保した。
■2017年3月期
期初からの累計実績(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 567,539 | 2.2% | |
営業利益 | 27,116 | 3.6% | 4.8% |
経常利益 | 28,909 | 2.2% | 5.1% |
最終利益 | 18,206 | -3.5% | 3.2% |