内外トランス、輸入貨物の営業強化へ事業取得交渉

ロジスティクス内外トランスラインは8日、輸入を中心とした国際複合一貫輸送を手掛けるフライング・フィッシュ・サービス（東京都港区）の国内事業を取得する方向で、交渉を開始したと発表した。受け皿として子会社を新設し、フライング・フィッシュ社の国内事業を譲り受ける。

内外トランスラインは昨年4月に、国際航空貨物輸送事業を中心とするUCIエアフレイトジャパンを統合し、これまで手掛けていなかった航空貨物輸送分野に進出を果たした。

一方、フライング・フィッシュ社は、国際複合一貫輸送を得意とし、大手企業を中心に得意先を拡げ、輸入を中心とした営業基盤を確立。米国、中国などに海外ネットワークを展開し、通関、国内配送まで機動性に富んだ一貫輸送体制を構築している。

内外トランスラインは、フライング・フィッシュ社の国内事業を取得することで、輸入貨物運送の営業力を拡大する狙い。

フライング・フィッシュ社の海外事業については今後、両社間で協議する。