ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

危険物倉庫併用と特高電力など、未来の物流構築を提案

唯一無二の物流再編を実現する、プロロジス古河4

2024年6月4日 (火)

話題古くからの製造業、工場が集積する茨城県古河市の北利根工業団地内に、新たなBTS型物流施設の集積パーク開発を目指した「プロロジス古河プロジェクト」のフェーズ1は、2016年に第1号物件となるBTS型施設を完成させるなど、エリアの賃貸施設市場を開拓する取り組みとなった。

▲プロロジス古河プロジェクトの全景

現在、プロジェクトはフェーズ2として、17万7000平方メートルの平地面積での施設開発に移行しており、当初のBTS型施設集積パークから、多様な用途で利用できるマルチパーパス型ロジスティクスパークとしての付加価値を提示している。

プロロジスがこのプロジェクトで目指したのは、単に「関東の中心地」という地理的メリットを生かした施設開発だけではなく、多様化するこれからの物流に、プラスアルファの価値を生み出す運用の提案だと言える。

需要高まるHAZMAT倉庫、危険品物流の再編へ普通倉庫との併用提案

▲プロロジス開発部部長の佐藤英征氏

プロロジスのエグゼクティブディレクターであり、開発部の佐藤英征部長は、「プロロジス古河プロジェクトで、初のマルチテナント型施設となるプロロジスパーク古河4は、古河の物流地のメリットに加え、カスタマーの要望も多かったHAZMAT(危険物)倉庫運用のニーズ、物流トレンドの変化にも対応する新しいコンセプトの施設です」と語る。

まず何よりも、HAZMAT(危険物)倉庫との併用というマルチテナント倉庫・古河4のコンセプトは、他の施設にはない唯一無二の先見性ある提案と言えるだろう。

▲プロロジスパーク古河4と併設HAZMAT倉庫(左下)

プロロジスは、HAZMAT倉庫の開発・供給に積極的に取り組んできた大手デベロッパーの先駆者でもある。08年から普通倉庫に併設する形でのHAZMAT倉庫の開発に着手し、HAZMAT倉庫機能を備える提供施設としてこれまで15棟を供給してきた。

プロロジスパーク古河4も、このHAZMAT倉庫の併設をセールスポイントとして開発された。同一敷地内に999平方メートルのHAZMAT倉庫を備えて普通倉庫との併用を促したところ、たちまちHAZMAT施設部分が満床になってしまったという。「HAZMAT倉庫と普通倉庫の併用という需要に関しては、ある意味私たちの想定を超えてしまった形。ただ、引き続き古河4と併用できるHAZMAT倉庫の要望が根強く、新たにHAZMAT倉庫8棟からなるプロロジスパーク古河6(24年12月竣工予定)を開発し、危険物を取り扱いたいという物流ニーズの受け皿となることを目指しています」(佐藤氏)

▲2024年12月完成予定のHAZMAT倉庫群「プロロジスパーク古河6」(手前)

古河4の併設施設がたちまち満床となったことからも、新規で危険物に対応できる施設へのニーズが高いことは間違いない。日常的に使用する化粧品や香水、ヘアスプレーやエアゾール式商品の中にも危険物に該当するものは多い。荷主企業・物流企業の中にはコンプライアンス順守に対応した保管場所の見直しを急務としながら、足もとの受け皿がないといった状況だ。

▲古河4併設のHAZMAT倉庫内の様子

(佐藤氏)「私たちは、危険物と普通品を一緒に運用できる施設の有用性を訴えています。危険物だけ別の場所で保管する、あるいは危険物保管の床面積が不足して仕方なく普通倉庫に逃がしている事業者も多いと聞いています。コンプライアンス順守と運送業務の効率化が求められているなか、普通品と危険品が別管理であるがための無駄な横持ちなどの輸送コスト、無駄な管理人材の配置などが発生しているのではないでしょうか。普通品と危険品の一体運用は、単にとりあえず危険物の逃し先を確保するのではなく、危険物を取り扱う事業者にとって、根本から物流を見直すチャンスと考えるべきです」。

一体運用を実現する同施設の登場は、危険物を扱う事業者にとってエリアに分散する拠点や、継ぎ足しのように増やしてきた保管場所、緊急避難的な運用を見直す千載一遇のチャンスと言っても過言ではないだろう。

(佐藤氏)「危険品を扱う事業者同士が施設に同居することで、単独運用では実現しない協働などが生まれるのではないでしょうか。波動対応や配送効率化など、さらに一歩先の危険品物流の実現にも期待しています」

特別高圧電力に対応、将来見据えた施設機能強化も実現可能

さらに、プロジェクトのフェーズ2では、今後も激しい物流トレンドの変化や、必要とされる機能変更に備える施設供給を目指し、特別高圧電力の使用を可能としている。「昨今、ますますニーズが高まる大規模なマテハンや自動倉庫の導入、冷凍冷蔵への対応や、館内の空調設備など、大量の電気を使用する場面が増えていますが、古河4ではそうした要望にも対応することが可能です」(佐藤氏)

▲「プロロジスパーク古河4」は、延床面積12万平方メートル超の大型物流施設。同施設を含む古河プロジェクトの広大な敷地内には、さまざまな業種・業態の入居企業が集う

物流再編においてはサプライチェーンの見直しだけではなく、今後も深刻化する人手不足や、配送の生産性向上を見据えた庫内設備の見直しも同時に検討される契機となる。庫内の省人化機器導入など物流機能の強化は、必要な電力の受電能力がなくては成立しない。労働環境改善のための設備や、取り扱い商材の多様化に伴う対応などから、施設機能の改変が必要になることは想定しておくべきだろう。物流の変化、他社との競争に対応するためには、将来を見据えて新たな機能を増強するタイミングがやってくる可能性は高い。古河4は、こうした一歩先の物流構築を見据えた、サステナブルなサプライチェーン作りに対応するポテンシャルを備えた施設であると言えよう。

 
▲従業員向けの施設も充実し、すでに入居しているテナント企業からも好評だ

国道新4号で都心部へ、圏央道で関東全域をカバー

こうした、未来への備えだけではなく、もちろん物流施設としての基本性能だけ見ても、プロロジスパーク古河4のポテンシャルは新たな拠点として検討する価値がある。

▲南北に設置されたダブルスロープのうちの南側スロープ

延床面積12万3266平方メートルで地上3階建て施設は、まず大胆なダブルスロープ構造が目をひく。「トラックの機動力を高めるため、私たちも初めて採用した構造です。45フィートのセミトレーラーが直接アクセスでき、クロスドックが可能な両面バースを、ダブルスロープの導入によって1階だけでなく2階部分で運用することも可能にしました」(佐藤氏)

メゾネット構造となる2-3階部分は、機動力と保管力の両立を想定。梁下有効高6.3メートル以上の構造で、倉庫の上部空間を保管スペースとして有効活用できるのも、多様なニーズに応える仕様だ。

▲プロロジスパーク古河4は、同社初のダブルスロープを採用し、1・2階ともに両面バースでクロスドック可能。2・3階は梁下有効高が6.3m(一部最大8.6m)に設定されており、自動倉庫などの導入によって高い保管効率を実現できる

施設が立地するのは、圏央道・五霞インターチェンジ(IC)および境古河ICからいずれも10分の場所。物流施設が集まる「圏央道エリア」にまとめられ、その中で東京からの距離だけで比較されるとやや不利な場所と思われがちだが、「むしろ、南北の縦の幹線となる国道新4号までの接続が3分という立地こそが施設最大のセールスポイント。都心部への移動においては、近隣の圏央道周辺施設よりもはるかに優位性のある立地で、関東の配送拠点としての利便性を評価していただけるのではないでしょうか」(佐藤氏)

 
▲左から古河4の狭域所在地図と広域所在地図(クリックで拡大)

都心方面へのアクセスに優れる国道新4号を基幹にしてみると、関東地方のほぼ中央に位置し、茨城、埼玉、栃木の結節点から真っすぐ都心へ向かえる場所。もちろん、国道新4号から国道16号への接続、圏央道経由での東北道や常磐道の利用など、国道・高速道路を利用しての東西南北の主要都市・港・空港まで1時間で到達可能な場所となり、関東全域にはもちろん東日本に向けての広域配送拠点としても最適なエリアと言える。圏央道の4車線化が進むことで、周辺の交通インフラ全域が強化され、接続する東名・中央・関越・東関東自動車道も利用しやすく、東北方面や関西方面へのアクセスを軸にした物流構築も可能な施設だ。

古河プロジェクトでは、すでに、物流事業者の関東エリア拠点としての運用も構築されており、関東消費圏を網羅できる配送の核に位置付けられている。足もとの配送需要に対応しながらの危険品取り扱いの物流再編はもちろん、将来的な施設機能強化など、持続的成長に向けた拠点としても注目される。未来のニーズを見据えた野心的なコンセプトは、ただ単なる施設集積エリアでは終わらない、古河プロジェクトの先進性を将来証明する施設ともなりそうだ。

内覧会情報
■プロロジスパーク古河4内覧会開催のご案内
仕分けロボ「オムニソーター」実機デモほか同時開催!

【概要】
開催日: 6/26(水)、6/27(木)
時間枠:①10:30~、②13:30~、③15:30~
締 切:6/21(金) 17時〆切
対 象:荷主企業・物流会社
展示内容:
・Gaussy社:OmniSorter(立体仕分けロボット)
・Closer社:Palletizy(可搬式パレタイザー)
・Sony Semiconductor Solutions社:AITRIOS(トラック入退管理バースカメラ)

詳細・申し込み https://www.prologis.co.jp/press-releases/240603_1

プロロジスパーク古河4・古河6の概要

■プロロジスパーク古河4
所在地:茨城県古河市北利根15番地
敷地面積:6万8129平方m(2万609坪)
延床面積:12万3266平方m(3万7288坪)
※うち、HAZMAT倉庫棟999平方m
構造:柱RC造+梁S造、地上3階建て
完成:2023年5月
交通:圏央道・五霞ICから10分(6.4km)、新4号バイパス(国道)まで3分
物件ページ:https://www.prologis.co.jp/portfolio/kanto/koga4

■プロロジスパーク古河6
所在地:茨城県古河市北利根16番地
敷地面積:2万1100平方m(6400坪)
延床面積:7800平方m
(2356坪)
構造:鉄骨造、地上1階建て
完成:2024年12月予定
交通:圏央道・五霞ICから10分(6.4km)、新4号バイパス(国道)まで3分
物件ページ:https://www.prologis.co.jp/portfolio/kanto/koga6

■問い合わせ
上記ページ内の問い合わせフォームよりお問い合わせください。
プロロジス開発部(TEL:0120-936-380/メール:pldnews@prologis.co.jp)