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三井不動産、タワマン内でのドローン配送提案

2024年5月23日 (木)

▲ドローンによる建物内垂直配送のイメージ(出所:三井不動産)

サービス・商品三井不動産は22日、高層マンション、タワーマンション(タワマン)などの建物内でドローンを使った新たな配送システムを提案したと発表した。このシステムは、エレベーターでの配送と比べて消費電力と待ち時間の両面で有利となる条件を数理モデルを利用したシミュレーションによって明らかにし、ドローンとエレベーターを協調させた新たな建物内物流の実現可能性を示した。

この研究は、東京大学先端科学技術研究センターの江崎貴裕特任講師、井村直人特任研究員、西成活裕教授、三井不動産の藤塚和弘氏らによる研究グループが実施したもの。高層マンション内にドローンが垂直飛行できる専用空間を設置し、新たな配送システムを考案した。このシステムは、従来のエレベーターでの配送の待ち時間の長さや、災害時の消費電力削減などの課題を解決する可能性がある。基礎的なモデリングによる概念実証を行い、今後は実機を用いたさらなる検証を予定している。

2022年12月にドローンの有人地帯での目視外飛行(レベル4飛行)が解禁されたが、現在のドローン配送は山間部や島しょ部での運用に限られている。東京大学と三井不動産は、人口過密地域におけるドローン配送の具体化を目指し、エレベーターの代替となる垂直輸送システムの共同研究を進めている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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