行政・団体UDトラックスは5月31日、同社の熊本カスタマーセンター(熊本市南区)で2021年から23年にかけ、道路運送車両法に違反する不適切な行為が認められたことについて、九州運輸局から同センターの自動車特定整備事業の認証取り消し、指定自動車整備事業の指定取り消しの処分が、同日に下されたと発表した。これを受け、熊本カスタマーセンターの自動車整備工場を6月1日付で無期閉鎖とする。
センターでは、保安基準に則さないリアバンパーの装着や、排出ガス発散防止装置の一部の取り外しなど、計65台で不正改造を行っており、うち8台を排出ガス発散防止装置の一部を取り外した状態で車検手続きを行うなどしていた。
同社は、「今回の不適切な行為は、整備の現場で難しい事案への対応を担当者の判断に任せてしまったこと、組織として不適切な行為を把握・是正する十分な管理・監督機能を有していなかったことが主な要因。コンプライアンスに関するトレーニングを全社で定期的に実施しているにもかかわらず、コンプライアンス意識が社内に十分浸透せず、徹底されていなかったことが不正につながったと考える。全国の整備工場において、コンプライアンス教育を一層強化し、再発防止に向けてしっかりと取り組む」とコメントした。
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