認証・表彰関東運輸局は7日、地域公共交通の模範となる取り組みを評価し、茨城県常陸太田市、西東京バス(東京都八王子市)、ヤマト運輸西東京主管支店(東京都昭島市)を表彰すると発表した。表彰式は14日13時30分から関東運輸局局長室(神奈川県横浜市)で行われる。
茨城県常陸太田市は、市内の公共交通再編に取り組み、路線バス、コミュニティバス、スクールバスを路線バスに統合した。市内の小学校統合に伴い、児童の通学を支援するためのバス路線を設定し、保護者や地域の意見を反映させて安全な運行ルートを確保した。加えて、運賃体系を3価格帯に統一し、利用者の利便性を向上させた。市は、高齢者向けに運賃半額助成や運転免許返納者へのICカード配布などを行い、公共交通の利用促進を図っている。
西東京バスとヤマト運輸西東京主管支店は、過疎化が進む山間部の路線維持と配送業務の効率化を目的に、路線バスで宅配便を運ぶ貨客混載事業を実施している。この取り組みにより、配送ドライバーの労働環境改善とCO2排出量削減に成功している。貨客混載は法的な許可が不要な重量350キロ未満での積載となり、バス運転士は台車の積み込み・積み下ろしを行わず、安全に運行されている。2021年4月からは土曜日にも運行を拡大し、地域公共交通計画においても重要な施策となっている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com