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センコーとタイミー、多様な人材活用の庫内運営実証

2024年6月12日 (水)

ロジスティクススキマバイトサービス「タイミー」を提供するタイミー(東京都港区)は12日、総合物流企業のセンコー(大阪市北区)と物流センターの運営に関する実証実験を開始することで合意したと発表した。スポットワーカーの活用を前提にした庫内運営の実証を、6月から千葉・印西エリアと埼玉・浦和エリアで実施する。

(出所:タイミー)

物流現場で一層の深刻化が予想される人手不足の解決と物流関係人口の増加、繁閑に合わせた労働力の移動の活発化を目的に、庫内のスポットワーカー比率を高め、働きやすい拠点を検証する。

帝国データバンクの調査によると、2023年度の「人手不足倒産」は過去最多の313件となり、特に物流業界では深刻な状況が続いている。内閣は、若年層や女性など多様な人材の活用・育成を物流の効率化の重点項目と位置付けている。

両社は、それぞれの専門性を生かして業務を切り分け・平準化し、学生や主婦・主夫、シニアなどの多様な働き手の経験やスキル応じた業務を提供することで合意に至った。

センコーの杉本健司社長は、「モーダルシフト推進やダブル連結トラックの投入、中継基地の設置、DX(デジタルトランスフォーメーション)化やロボティクスの導入による省人化・自動化に努めている」と述べ、タイミーとの連携により、「時間帯によって働き手が変わっても運営に支障がないよう業務を標準化し、残業削減を図る持続可能な物流センターの実現を目指す」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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