サービス・商品アスエネは14日、シリーズCラウンドでの資金調達を発表した。今回の調達は三井住友銀行、SBIインベストメント、スパークス・アセット・マネジメントが運営する未来創生3号ファンドをリード投資家として実施され、1stクローズで42億円を調達し、2ndクローズを含めると50億円の調達を予定している。これにより、シリーズCまでの累計資金調達額は101億円となる。

(出所:アスエネ)
アスエネはクライメートテック(気象テック)分野で脱炭素・ESG関連のマルチプロダクトを展開しており、CO2見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE(アスエネ)」は、シリーズB資金調達時と比較して受注MRRベースで30倍の成長を遂げ、国内No.1の6000社が導入している。また、ESG評価クラウド「ASUENE ESG」も被評価企業数が約10000社を越え、多くの企業のESG経営を推進している。さらに、SBIホールディングスとの合弁会社「Carbon EX」を設立し、カーボンクレジット取引所のサービスを提供しており、プラットフォームの登録社数は1000社以上に達している。
今回の資金調達の目的は、積極的な人材採用、製造業などの大企業との出資提携による営業・マーケティングの拡大、生成AI・LLMへの技術投資、M&Aによる非連続な成長の追求、アジア・アメリカなどのグローバル展開の強化、さらなる新事業の展開である。アスエネは「次世代によりよい世界を。」というミッションを実現するため、国内外で全ポジションの採用を強化している。
また、同社はシンガポールにASUENE APAC、アメリカにASUENE USAを設立し、フィリピンにグローバル開発センターを構え、現地エンジニアを多数採用している。メンバー数はシリーズB当時の5倍の250名に増加し、海外顧客も数十社獲得、海外パートナーも数十社と業務提携を行っている。
アスエネは「次世代によりよい世界を。」というミッションの実現を目指し、国内外で全ポジションの採用を強化している。