国際JETRO(日本貿易振興機構)の24日の発表によると、中国四川省人民政府の口岸物流弁公室は14日、成都税関のデータに基づき、2024年1月から5月の成都市と欧州を結ぶ中欧班列の貿易額が前年同期比21.6%増の211億7000万元(およそ4657億4000万円)に達したことを公表したという。
輸出額は21.8%増の176億1000万元、輸入額は20.4%増の35億6000万元となった。品目別では、欧州向けには自動車部品や塩化カリウム、欧州からは液晶テレビや自動車部品が多かった。増加の背景には紅海での海上輸送危機があり、多くの貨物が鉄道輸送にシフトした。
2024年5月の中欧班列の運行本数は前年同月比14%増の1724本、中アジア班列は同6%増の1009本となった。中国は中欧班列の質の高い発展を推進し、安定的なグローバルサプライチェーンの構築を目指している。
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