3月貿易は3665億円の黒字、自動車輸出など好調

調査・データ財務省が17日に公表した3月の貿易統計（速報）によると、輸出額は前年同月比7.3％増の9兆4696億円で4か月連続のプラス、輸入額は同4.9％減の9兆1031億円で2か月ぶりのマイナス、差し引き3665億円の輸出超過となった。

輸出では主に「自動車」（7.1％増）、「半導体等電子部品」（11.3％増）、「船舶」（36％増）が増加。輸入では「航空機類」（4.2倍）が伸長した一方、「石炭」（35.1％減）、「液化天然ガス」（9.5％減）、「非鉄金属」（21.4％減）が減少した。

対アメリカでは、輸出が8.5％増の1兆8199億円、輸入が3.7％増の1兆732億円で、7467億円の輸出超過。輸出では「自動車」（9.6％増）や「自動車の部分品」（47.1％増）が好調な一方、「半導体等製造装置」（34％減）や「医薬品」（49.4％減）が低調だった。輸入は「航空機類」が3.6倍と大幅に増加した。

対EU（欧州連合）では、輸出が3％増の9027億円、輸入が11.9％増の9928億円で、900億円の輸入超過。輸出では「ポンプ・遠心分離機」（23.9％増）や「医薬品」（41％増）が増えたが、「半導体等製造装置」（37.3％減）や「鉄鋼」（32.2％減）が減少した。

対アジアは、輸出が6.6％増の5兆55億円、輸入が8.8％減の4兆1355億円で、8699億円の輸出超過。輸出では「半導体等製造装置」（23.1％増）、「半導体等電子部品」（11.7％増）のほか「自動車」（22.2％増）も好調だった。輸入は「石炭」（45.2％減）が低調だった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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