サービス・商品事業所向け通販サービスを展開するアスクル(東京都江東区)は2日、配送日を当日と翌日から選択できる「当日配送選択式サービス」を本格的に開始したと発表した。当面は名古屋センターの配送エリアが対象で、来年5月には全配送エリアに対象を拡大する。
同社の通販サービスでは従来、前日18時から当日11時までの注文は、一部エリアを除いて一律で当日配送していたが、今後は翌日配送を基本として、希望に応じて当日配送する。こうした運用の変更によって、ドライバーの生産性向上や労働環境の改善を図り、配送ドライバーの不足に対応する。
同社では2021年に当日配送に関する顧客調査を実施したが、「当日配送を常に利用したい」が1割に留まり、「急いでいるときに利用したい」が8割という結果だった。こうした結果も受けて、今年1月から3月まで、名古屋センターの配送エリアで当日配送選択式サービスの実証実験を実施。その結果、当日配送の個数が60%減少し、翌日配送に個数が移行したことで、ドライバーの配送生産性が11%向上し、労働時間も1日平均45分短縮するという成果が得られた。
本格運用後は、注文画面での配送日が翌日の日付となり、当日配送は「お急ぎ便」として表示される。お急ぎ便を選択できるのは、前日18時から当日11時の間に注文された、当日配送可能エリアへの配送だけとなる。
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