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八洋、全ボトルカーのシステム管理を開始

2013年3月11日 (月)

環境・CSR自動販売機設置事業などを展開する八洋(東京都新宿区)は、データ・テック製のセイフティレコーダー「SRVデジタコ」とASP解析サービス「SRネットワーク」のシステム運用を開始した。昨年末にボトルカー全車両への導入完了し、500台で稼動を開始した。

安全管理の強化を図るために車載器の導入を検討し、同製品を採用したもの。SRネットワークは、事業所のPCでデータを取り込み、解析を行うため、日報や映像など必要な結果をその場で確認することができる。

事業所で取り込んだデータはサーバーにアップロードされ、インターネットを介して八洋本社、事業所でいつでも閲覧、ダウンロードが可能。

また、運行管理のSRVデジタコでは、ヒヤリハット発生場所、走行ルート、駐車場所、一時停止場所、アイドリング場所を把握でき、振り子の原理を応用した運転診断で安全(輸送品質)・エコドライブ度も確認できる。

これらの仕組みを導入したことで、同社では同月比で35%の事故を削減したほか、会社全体で安全運転に取組む雰囲気が強化されたという。

また、現場からは「運転中の焦りが自主抑制できるようになった」「自社のヒヤリハット映像を見て安全運転意識が向上した」「社員同士の安全運転に関するコミュニケーションが活発になった」といった声が上がっている。

同社は今後、ヒヤリハット映像の全社員の共有化、運転診断結果の可視化で安全教育の強化に取り組むとしている。