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アイリスオーヤマ鳥栖工場、パックご飯国内外へ

2024年7月9日 (火)

拠点・施設アイリスオーヤマは9日、佐賀県鳥栖市の鳥栖工場でパックごはんと炭酸水の生産を開始したと発表した。鳥栖工場は同社の西日本における食品生産拠点であり、ASEAN含むアジア圏への輸出拠点となる。同社は2013年に精米事業に参入し、2015年にパックごはん事業を開始。2017年には宮城県・角田工場で自社生産を開始した。その後も生産設備を増設し、2021年には飲料水事業に参入し、静岡県・富士裾野工場も稼働を開始している。

鳥栖工場での本格生産開始により、パックごはんは角田工場と合わせた2工場で計6ライン体制、日産およそ120万食の生産能力となる。今後鳥栖工場で稼働予定の2ライン目を加えると日産140万食近くなる見込みだ。炭酸水は国内3工場で計4ライン体制、1時間当たりの生産能力はおよそ9万4000本に上り、さらなる増設も計画している。

日本の食品輸出額は増加しており、パックごはんは2019年比で4倍の10億円、清涼飲料水は2013年比で4.3倍の536.7億円と伸長している。農林水産省の支援を受け、鳥栖工場はアジア圏への輸出拠点として位置付けられている。2030年にはパックごはんと飲料水の輸出額をそれぞれ30億円と50億円と見込んでいる。

さらに、鳥栖工場では新ブランド「CRYSTAL SPARK」の炭酸水を生産開始する。このブランドは爽快な炭酸の味わいと煌めきをイメージしている。同社は今後、国内7拠点の食品工場の生産設備増設し、2030年には食品事業で1000億円、輸出額100億円の売上を目指すとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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